【タイひとり旅】日本に帰れない!帰国便が欠航になったら、その後どうなるのか?

帰国便が欠航 海外旅行
どん
どん

今回は旅のトラブルの話です。

海外旅行の飛行機で、
初めて搭乗便が欠航するという経験をしましたので、
その顛末をお伝えします。

 

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タイ・スワンナプーム空港でANAの帰国便が欠航!

欠航したのは、7月12日のNH848便。
予定ではバンコク、9:35発、羽田・18:00着の予定の便。

当日、時間を余裕をもって、搭乗ゲートの「D6」に行って、
搭乗開始を待っていました。

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搭乗開始の時間が近づいて来たとき、
「機材整備のため遅延する」とのアナウンスがありました。

その後、時間がかかるとのことで、
ビジネス・上級会員は近くのラウンジで待つように指示されました。
(エコノミーの人はそのまま、搭乗ゲートで待機)
この時点で単なる遅延とは、何か違うなとは思いましたが、
まさか欠航するとは・・・。

▼搭乗しようと行列に並びましたが・・・

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SFCを保有しているので、近くのラウンジに入りました。
しばらくして、搭乗ゲートが見える場所で待機していたら、
ゾロゾロと搭乗ゲートから出てくる人が・・・。
この時はてっきり到着便の人かと思っていました。
(到着便の人が、出発のゲートから出てくるはずないんですが・・・)

その後、何も変化がないので、
ラウンジから出て搭乗ゲートに行くと・・・。
飛行機がいなくなっていました。

!!!

どういうこと?
頭が真っ白になって慌てました。
搭乗ゲートが変わったのか?
探さねば。

そこにたまたまANAの腕章をつけた、
タイ人と思われる係員が通りかかったので、
すがるようにして、NH848便の搭乗ゲートはどこ?と聞くと、

「Canceled」

と大きく印刷された紙を示して、
「欠航になったので、キャンセルカウンターに行ってください」
と言われました。

さっきラウンジから見た搭乗ゲートから出てくる人達は、
欠航を知らされて出てくる人でした。

まさか・・・。
慌てて指示された方に行くと、
日本人らしき人たちの大行列が・・・。

最後尾の人に聞くと、
やはりANA848便の乗客の人で、
手続きのために並んでいるとのことでした。

 

 

欠航、そして大混乱!日本に帰れない。

手続きの行列に並んだものの列はまったく進まない。
これは時間がかかるとすぐわかりました。

とにかく自分の番が来るまで列に並びました。
担当者は当然ですが、ほとんどが現地のタイ人。
その中にひとり日本人のANAの女性スタッフがいたので助かりました。
(後でわかりますが、日本語を話せるタイ人の女性も一人いました。)

慣れない英語で、振替便の手続きができるのか。
この先どうなるのか、一気に不安が押し寄せました。

次の日は土曜日ですが、仕事があるので勤務の予定です。
どうも明日の仕事には間に合いそうもない・・・と思い、
待っている間に、日本に電話して、上司に状況を報告して、
もしかしたら出勤できないかもしれないと言いました。
(ただの観光旅行なので、迷惑をかけるのが心苦しい・・・)

カウンターでは、乗客ひとりひとり情報を確認しながら、
振替便を手配していくので、時間がかかりましたが、
徐々に列が進んで自分の番が来て、
振替便の手続きがなんとかできました。

 

振替便が分かったのは、14時すぎ。

ある程度、振替便の手続きが落ち着いてきたころ、
振替便の混雑状況によって搭乗できるかわからないので、
日本人スタッフから「ラウンジで待ってください」と指示がありました。
ざっくり振替便の手配はできたようですが、
搭乗できるかはまだ確定ではないということで、
またまだ不安が残りました。

ビジネスや上級会員はもちろん、
エコノミーの人もラウンジで待つように言われたようです。

ラウンジは、コンコースの奥の方にある、広いラウンジでした。
そこで、その後の進展を待ちました。

ラウンジに移動したのは、おそらくお昼くらいだったと思います。
その頃にはさすがに疲労困憊
心身ともに疲れ果ててラウンジで座って待ちました。
ラウンジに入った時には、不安の気持ちはほぼなくなって、
なるようにしかならない・・・と、
開き直った感じになっていました。

振替便がほぼ確定と言われたのは、14時ころ。
振替便は、その日のANAのNH850便
バンコク・21:35発、羽田・5:50着の便です。
とりあえず明日の朝には日本に帰れることになりました。
だいぶホッとしました。
ただ、明日は仕事のなので、ほぼ寝ずに職場に行くことになりそうです。

振替便の補足情報を少し・・・。
今回の旅行は、ANAの特典航空券で予約しました。

通常通りに有償でANAを予約した人は、
13:00発のタイ国際航空のTG660便に振り替えられたようです。
(ビジネス・上級会員の人がおそらく優先されたようです)

当初はTG660便に乗れそうといわれましたが、
特典航空券の予約なので、ANA便にしか振り替えられないということで、
ANA850便になりました。

 

やっと、日本に帰れる。空港で、15時間過ごす地獄。

搭乗が確定的になったのが、14時前後。
出発時刻は、21:35。
それまで、時間をつぶさないといけません。

ANAからラウンジを利用していいといわれていたのが、
せめてもの救いです。
プライオリティーパスも、スターアライアンスゴールドも保有しているので、
ラウンジはもともと利用できるのではありますが・・・。

朝6時すぎに、スワンナプーム空港に来て、夜の9時まで時間をつぶす。
食事と飲み物はふんだんにあるので、心配はなかったですが、
やっぱり大変でした。

希望者は出国手続きを取り消して、空港を出ることもできました
数人の人が、担当者と一緒に再び制限エリア外へと行きました。
出国を取り消しても、この混乱で落ち着いて何もできそうもないので、
そのまま空港にとどまることにしました。

▼タイ国際航空のラウンジ「ロイヤルシルクラウンジ」

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夕方ごろになって、振替便の搭乗手続きがほぼ確定したと連絡があり、
アプリの情報だけでも搭乗できましたが、
やっぱり心配だったので、再びキャンセルカウンターに行き、
紙の搭乗券を発行してもらいました。
(座席はアプリで窓際に指定できました)

紙の搭乗券発券時に、ラウンジインビテーションの紙もあったので、
せっかくなので、タイ国際航空のラウンジに移動して、
搭乗時間までそこで過ごしました。

 

振替便のNH850便、日本帰国。

振替便のNH850便には問題なく搭乗でき、
ほぼ遅延もなく出発しました。

▼振替便の搭乗ゲート

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▼やっと日本に帰れる。外は雨が降り出していました。

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ただ、機内はほぼ満席。
とても混雑していました。
振替された乗客も多くいるのではと想像しました。

▼NH850便。おやつと食事。

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振り替えられたNH850便は、
すこぶる順調なフライト。
問題なくほぼ定刻通りに羽田に到着しました。
日本上空にきて、富士山が見えてきた時には、「日本に帰ってきたぁ」と、
少し泣きそうになりました。

▼富士山が見えて・・・

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心配だったのは、預けたスーツケース
ちゃんと出てくるかどうか。
荷物受け取りのレーンで待っているとちゃんと出てきて一安心しました。
ちゃんとプライオリティーのタグも貼ってあって、
早い段階で出てきました。

それから急いで、家にスーツケースを置きに帰り、
シャワーも浴びずに出社しました。
なんとか始業時間の8時30分の15分前に会社に到着して、
同僚には迷惑をかけずに済みました。
(もし間に合わなかったら、残業をお願いするところでした)

 

 

海外で欠航を体験してわかった教訓。

海外旅行で、初めて飛行機の欠航。
なるべく経験したくないですが、いい教訓にもなりました。
自分なりに感じた教訓を最後に記します。

 

・ANAだったからまだよかった(?)

ある程度便数の多いANAだったから、夜の便にすぐ振り替えられたと思いました。
これが便数の少ない外国の航空会社やLCCだったら
すぐには振替便には乗れなかったのでは・・・と想像してしまいます。
LCCだと欠航になったら、自分で新たに振替便を手配しないといけないのでは・・・。

海外でも日本人スタッフや日本語を話せるスタッフがいたのは、
ホント頼りになりました。

割高ではありますが、フルコストキャリアやレガシーの航空会社を利用する利点が、
緊急時にはあると実感しました。

 

・ビジネスクラスでも、上級会員でも、緊急時はあまり意味ない?

欠航が決まった後、手続きまでの時間は、欠航混乱しました。
みなさん、旅や仕事の予定があるから、まぁ当然ですが。
特にビジネスクラスの人は、結構キレている人が多かったです。

日本語が通じるとわかると、現地のスタッフに大声で詰め寄る人。
「何年もANAを利用しているんだ」と、すごんで、すぐ振替便をを要求している人。
東京のANAの担当者に大声で電話する人。
(エコノミーの2・3倍の料金を払っているので、気持ちはわかりますが・・・。)
(まぁでも、ビジネスクラスのほとんどの人は会社の経費だと思いますが・・・)

結局、振替便は限られているので、どんなに大声をあげても、
あまり事態は好転しないと思いました。

ただ、自分の存在をアピールして、何度も担当者に状況を確認するのは大事だと思います。
同じ問い合わせをしても、担当者によって答えも変わってくるので、
最低でも2人の人にどうなっているか聞くようにしました。
状況がわかるまでは、臨機応変に、対応するべきだと思いました。

振替便に関しては、
おそらくビジネスクラス、上級会員が優先的に振り替えられたと思います。
ただ、ビジネスクラスの人で、振替便もビジネスクラスを希望する場合は、
空きがないということで、翌日以降に振り替えられ、ANAが手配したホテルへと行っていました。
エコノミーでいい、という人はすぐ次のタイ国際航空に振り替えられたと思います。

 

・ある程度の物を手荷物に装備すべき。

すぐに使える現金は手荷物に入れておくべきだと思います。
いつも、日本円もタイバーツも手荷物に入れているので、
何かあっても少しは安心でした。
スワンナプーム空港はラウンジが充実しているので、
食事や飲み物に関しては、まったく出費せずに済みましたが・・・。

また、スマホは情報を得るのに何かと重要なので、
ケーブルや充電器は手荷物に入れておくべきだと改めて実感しました。

 

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