海沿い斜面のアートの住宅街。ヒンヨウル文化村に行ってみた。韓国・釜山。

ヒンヨウル文化村 韓国

今回は韓国・釜山のもう一つの文化村、
ヒンヨウル文化村に行ったときの様子をお届けします。
海沿いの斜面の住宅街で、とても眺めがよかったです

 

スポンサーリンク

海沿い斜面のアートの住宅街。ヒンヨウル文化村に行ってみた。 韓国・釜山。

YouTube,始めました!どんチャンネル」チャンネル登録お願いします。

 

ヒンヨウル文化村 場所・アクセス

ヒンヨウル文化村があるのは、南浦洞の南にの影島。
この時はバスで行きました。
地下鉄・南浦駅の6番出口からすぐの影島に向かう道路のバス停から、
「508」番のバスに乗車して、ヒンヨウル文化村の少し手前のバス停で下車しました。
乗車して約10分くらいで到着したと思います。

 

▼ヒンヨウル文化村の場所

 

▼通勤・通学の地元民に混じってバスでヒンヨウル文化村に向かいます。

ヒンヨウル文化村

 

海岸沿いの遊歩道を散策

ヒンヨウル文化村に行く前に、海岸沿いに遊歩道があるようなので、
そこを散策することにしました。
(韓国の地図アプリで調べると「絶影海岸プロムナード」とありました)
あらかじめネットで調べて風景が良さそうなので、
日頃の運動不足解消も兼ねて散策しました。
時刻は午前9時前。
おしゃれなカフェの建物がありましたが、まだ営業時間前。
そこに続く階段から海沿いの遊歩道に降りて、歩き始めました。

 

▼バス停から少し歩くと海沿いに続く階段がありました。朝日を浴びていい景色でした。

ヒンヨウル文化村

 

▼海沿いへと降りる階段。

ヒンヨウル文化村

 

▼海沿いの遊歩道。ウォールアートがあって、眺めながら歩くだけで楽しかったです。

ヒンヨウル文化村

▼波の音を聞きながら、ただただ歩くだけですが気持ちよかったです。

ヒンヨウル文化村

 

▼公衆トイレもかわいいデザインです。

ヒンヨウル文化村

 

▼鳴き声にひかれて、思わずパシャリ。

ヒンヨウル文化村

 

▼結構歩いて、振り返るとこの景色。

ヒンヨウル文化村

 

 

ひと区切りのトンネルとピアノ階段

遊歩道を歩いていくとトンネルがありました。
とりあえずこのトンネルあたりで遊歩道は一区切りのようでした。
せっかくなのでトンネルの先にも行ってみると、
すこし広場になっていて、広い遊歩道はそこまででした。
でも、岩の上をあるくことはできるようで、
釜山が海沿いに整備している散策用の遊歩道
「カルメッキル」のコースの一部になっているようでした。
一旦トンネルを引き返して、
トンネルの脇にある長い階段(ピアノ階段というそうです)を上りました。
ここを上ると楽しみだったヒンヨウル文化村に着きます。

 

▼トンネル到着。この先がどうなっているか、行ってみました。

ヒンヨウル文化村

 

▼トンネルを抜けるとちょっとした広場になっていて、広い遊歩道はここまでのようでした。

ヒンヨウル文化村

 

▼再びトンネルを通って戻ります。

 

▼トンネルの少し手前にあるこの階段を上ってヒンヨウル文化村に行きます。
この階段、結構きつかったです。

ヒンヨウル文化村

 

▼階段の途中で振り返って。

ヒンヨウル文化村

 

ヒンヨウル文化村

長い階段を上って斜面の上まで上がりました。
遮るものがないので、目の前に広がる海の景色を存分に堪能できます。
すこし行くといい感じの展望台がありました。
階段で少し疲れたので、景色を眺めながら休憩しました。

▼展望台があったので一休み。

ヒンヨウル文化村

 

▼天気はぱっとしなかったですが、眺めは最高でした。

ヒンヨウル文化村

 

▼沖の方にはたくさん船がとまっています。

ヒンヨウル文化村

 

展望台から歩いて来た方向に戻る形で細い道を歩いていきます。
徐々に家が増えてきて、壁や塀なんかがカラフルになってきます。
そして、おなじみの写真スポットがいろいろと登場します。
まだ午前の時間だからか、通っている人は皆無。
観光客もいませんでした。
ところどことカフェなんかもありましたが、
平日だからかやっていませんでした。
その分じっくりと写真を撮影することができて満足できました。

 

▼ヒンヨウル文化村の一番端の公衆トイレ。

ヒンヨウル文化村

 

 

▼休憩した展望台をパシャリ。

ヒンヨウル文化村

 

▼傾斜に家が建っているのがよくわかります。

ヒンヨウル文化村

 

▼ヒンヨウル文化村の住民でしょうか。

ヒンヨウル文化村

 

▼公衆トイレにもアート。

ヒンヨウル文化村

 

▼こっちの文化村にも星の王子様がいました。

ヒンヨウル文化村

 

▼カフェらしき建物に描かれていました。黒猫も一緒にパシャリ。

ヒンヨウル文化村

 

▼一番有名な写真スポット。

ヒンヨウル文化村

 

▼撮影場所を足のマークでお知らせ。

ヒンヨウル文化村

 

▼かもめのオブジェを入れて。

ヒンヨウル文化村

 

▼時間が早いからか、カフェはどこもやっていませんでした。

ヒンヨウル文化村

 

▼絵になる場所がいっぱいで、撮影していても楽しかったです。

ヒンヨウル文化村

 

▼ときどき猫に遭遇しました。

ヒンヨウル文化村

 

釜山の「文化村」に感じていた違和感

釜山には「文化村」と称する場所が結構あります。
今回訪問したヒンヨウル文化村や観光客に大人気の甘川文化村、
この後訪問することになる碑石文化村など。
初めて釜山を旅行し、甘川文化村を訪ねた時は、
カラフルな町並みがきれいで、アートで町おこしをして成功した地域。
そういう印象しかありませんでした。
帰国していろいろ調べてみると、
実際訪問したときの違和感や「文化村」という名前の不思議な感じが少し解消しました。

文化村とされている地域は、朝鮮戦争当時、戦火が拡大し、
ソウルなどから避難してきた人たちが住み着いた地域。
人が住んでいない場所に住むことになったので、山の斜面や海岸の斜面など、
自然と条件の悪いところに住むことになったらしい。

その後、時はたち経済的に発展したからか、
住むには条件が悪い「文化村」になる地域は空き家や廃墟が目立ちはじめ、
治安も悪くなったそうです。
そこで家や塀や壁に色を塗り、オブジェをおいて、
アートで町おこしをして、「文化村」という名前にしたそうです。

ヒンヨウル文化村も甘川文化村も碑石文化村も、公衆トイレが多い。
単純に観光客向けに整備したと思っていたが、
避難して住み着いた人たちの家は上下水道が整備されておらず、
衛生面から住民のための公衆トイレを設置したらしい。
上に写真を載せたように、このヒンヨウル文化村、
通った路地だけでも3っつの公衆トイレがあった。
また治安が悪くなったこともあり、交番を置くようにもなったとネットにはあった。
かつてのスラム街をアートで町おこしし、「文化村」と名付けてラッピングした。
それを知って歩くのと、知らずに歩くのではだいぶ見えるものがちがうように思う。

実際歩くとわかるが、人ひとりがやっと通れる路地が多いし、
坂や傾斜が多くて生活は大変だと容易に想像できる。
家と家とが狭い感覚で密集し、家自体もものすごく小さかった。
一旦、火の手が上がると一気に燃え広がるように思う。
日本も戦後、焼け野原になったあとはこんな家が多かっただろう。
経済的に発展した韓国で、立派な橋や道路、高層ビルが建ち並ぶ中で、
「文化村」の地域だけは取り残されていったのだろうと想像してしまった。

 

ヒンヨウル文化村 北側の車道へ

家が密集するところを抜けて、北側にある車道にでました。
この先、海岸沿いを歩ける遊歩道(カルメッキル)になっているようなので、
もう少し歩いてみようと思って考えていました。
殺風景な現実の世界かと思いきや、道路沿いにもなかなかいい写真スポットがありました。

 

▼北側の車道。一気に現実の慌ただしい世界に戻ります。

ヒンヨウル文化村

 

▼ヒンヨウル文化村の周辺地図がありました。

ヒンヨウル文化村

 

▼廃業したらしいカフェの建物。寂れ具合が絶妙です。

ヒンヨウル文化村

 

▼展望台の広場のところに、迫力のある鳩のアート。

ヒンヨウル文化村

 

▼さらに進むと景色のいい遊歩道が続いています。

カルメッキル

 

影島ハヌル展望台までのカルメッキル

眺めのいい遊歩道をただただ歩きます。
景色がいいところで立ち止まって写真を撮り、
満足したらまた進むという感じ。
この先に釜山ではおなじみ感のある床の一部が透明な展望台、
「影島ハヌル展望台」があります。

 

▼景色がいいのでまったく疲れを感じませんでした。(ちょっと言い過ぎか)

カルメッキル

 

▼影島ハヌル展望台に到着しました。

カルメッキル

 

影島ハヌル展望台

床の一部が透明になっている展望台です。
このブログの読者の皆様には釜山の透明な床の展望台はおなじみですよね。
透明な床展望台シリーズはこれで4ヶ所目です。
すべて無料で体験できるので、旅行者は嬉しい限り。

以前に紹介した、透明な床の展望台シリーズ。

松島スカイウォーク

 

五六島スカイウォーク

 

青沙浦タリットル展望台

 

今回の影島ハヌル展望台、4つの中では一番初期にできたのではないかと推測。
規模も怖さも、初心者レベルでした。
それでも陸地から突き出ていて、床の一部が透明なので、
それなりにこわかったです。
釜山の展望台でいいのは、展望台はもちろん、設置されている望遠鏡も無料ということ。
望遠鏡から遠くに停泊する船を見るのもいい経験です。

 

▼影島ハヌル展望台に到着。

影島ハヌル展望台

 

▼最高の眺めです。望遠鏡で遠くの船を見るのも楽しいです。

影島ハヌル展望台

 

▼展望台の先端から振り返るとこんな感じ。
透明な部分はやっぱり怖すぎて、両足で立つのは無理なので、片足だけ乗せました。

影島ハヌル展望台

 

▼下の海岸が見えて、高さもあるので怖かった。
建設から結構経ったのか、年季が入ってます。

影島ハヌル展望台

 

波打ち際のカルメッキル

影島ハヌル展望台の横から下に降りられるような小道があったので、
下に降りてみました。
しばらく行くと波打ち際の遊歩道にたどり着きました。
自然の岩肌を縫うように遊歩道が作られていて、
磯の荒々しい自然を感じながら歩くことができます。
吊り橋があったり、岸壁を上る長い階段があったり、
小さい入り江があったり、ものすごくいいコースでした。

 

▼影島ハヌル展望台を下から見て。支柱が1本なのでちょっと不安ですが。

影島ハヌル展望台

 

▼波打ち際まで降りてきました。

カルメッキル

 

▼ここにも公衆トイレ。

カルメッキル

 

▼荒々しい岩を利用した遊歩道。

カルメッキル

 

▼吊り橋もありました。内容盛りだくさんの遊歩道です。

カルメッキル

 

▼小さい入り江のようなところもありました。

カルメッキル

 

▼長い階段を上って、崖の上に戻ります。

カルメッキル

 

小さい旅の終り

波打ち際の道はこの先も続いていて、もっと先まで行けるようでした。
ひとまず区切りをつけて、上の道までもどりました。
上ったところには公園があって、展望台もありました。
ヒンヨウル文化村からここまで、3時間弱の行程でしたが、
釜山の自然を楽しみながら歩けるいいコースでした。

 

▼上っている途中にあった展望台。この景色一人占めです。

カルメッキル

 

▼「獅子亭」という展望台。入口では獅子がにらみをきかせてます。

カルメッキル

 

▼ここからの眺めもすばらしかったです。

カルメッキル

 

▼ここで一区切りにして、バスで南浦洞まで戻りました。

カルメッキル

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました