
京都ひとり旅、第9回。
今回は日本映画の父、マキノ省三像と、
穴場の名庭園の等持院に行った時の様子をお届け。
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「マキノ省三」について
マキノ省三は、日本の最初の映画監督と言われている人物。
1920年代に活躍しました。
日本初の劇映画とされる「本能寺合戦」を監督。
その功績から、「日本映画の父」と呼ばれています。
マキノの功績はさまざまありますが、
映画の脚本を重視した点が特徴的だそう。
▼こちらが、日本映画の父、「マキノ省三」像。
映画作りの三大原則,「一スジ,二ヌケ,三ドウサ」
というマキノの言葉が残されています。
1に話(脚本)、2に映像、3に芝居。
簡単にいうとこんなところでしょうか。
さらにプロデューサーとして、
スター発掘の手腕も評価されています。
初期の映画スター、「目玉の松っちゃん」こと尾上松之助や、
二枚目映画スター、坂東妻三郎(先日なくなった田村正和さんの父)など、
数々の映画スターを世に送り出しました。
また単純なワンカット長回しだけでなく、
クローズアップや移動撮影など用いて、
映像的な発展にも貢献しました。
まさに日本映画は、
マキノ省三が大きく発展させたといえます。
映画ファンはもちろん、
そうでない人も、
そんな偉い人の像を見てみたとおもいませんか?
京都旅行の際には必ず訪れようと決めていた場所で、
ものすごく楽しみでした。
以下の京都市メディア支援センターのHPを参考にさせていただきました。
マキノ省三像について(場所・行き方)
マキノ省三像は、お寺の「等持院」の境内(墓地)の一角にあります。
最寄り駅は、嵐電の等持院駅。
駅から徒歩約5分です。
▼マキノ省三像(等持院)の場所。
周辺はほとんどが住宅地で、
道路も入り組んでいるので、地図を見ながら歩くのをオススメします。
この時は、金閣寺を拝観後に来たので、
等持院の北側にある、立命館大学の方から歩いて行きました。
やっぱり道が入り組んでいました。
少し探しましたが、
堂々と佇んでいるその姿はすぐに見つかりました。
台座の高さが結構あるので、遠くからでも見えると思います。
▼等持院の墓地の一角にあった、マキノ省三像。生け垣の向こうは墓地です。
▼この日はものすごく気持ちのいい秋晴れ。青空をバックに凛々しいお姿。
なぜ、等持院に? 等持院とマキノ省三。
マキノ省三像が等持院に建てられたのは、
等持院に、マキノが映画の撮影所を建てたからというのが理由のようです。
1921年に、日活から独立したマキノは、
等持院の境内に「等持院撮影所」を建設し、
自身の会社、「マキノ教育映画」の作品を製作しました。
ではなぜお寺に撮影所を建てたのか?
ネット上でいろいろ調べましたが、はっきりした理由はわかりませんでした。
ただ、マキノ省三や息子のマキノ雅弘の墓が等持院にあるそうなので、
もともとマキノ家の菩提寺で、その縁で境内を撮影所に使ったのではと想像します。
▼マキノ省三像のあたりから、等持院の入り口を見て。
このあたりに撮影所があったんでしょうね。
写真を撮りながら、しばらくあたりの雰囲気を味わって、
日本映画の黎明期の撮影所を想像してみました。
▼視線の先は京都市街か。日本映画の行く末に思いを馳せているような・・・。
見事な庭園、穴場の等持院。
当初、等持院は拝観するつもりはなかったですが、
マキノ省三像を直接見た興奮からか、
予定外に拝観することにしました。
ですがこれが、大正解!
とにかく見事な庭に感動。
しかも拝観者は数えるほど。
好きなだけ縁側(?)から、枯山水の庭を眺めて、
どっぷりと和風のテーマパークの世界に浸かっていられます。
この後に行った、枯山水で有名なお寺(龍安寺)は、
見事なお庭なんですが、人気すぎて、落ち着いて見学できませんでした。
▼等持院の入り口。
等持院について(場所・行き方)
等持院は、マキノ省三像と同じ敷地にあります。
(正確には逆ですね。等持院内にマキノ省三像があります。)
最寄り駅は、マキノ省三像と同じ、
嵐電の等持院駅。
▼等持院の場所。
創建は1341年(暦応4年)。
足利尊氏によってされたそうです。
足利将軍家の菩提寺であり、
境内には足利尊氏の墓も残されているそうです。
▼等持院の概要は下記の通り。
拝観時間 | 9:00 ~ 16:00 | 12月30日~1月3日は14:30まで |
拝観料 | 大人 500円 小人 300円 |
|
御朱印 | 有り 300円 | 書き置きの授与のみ |
公式HP | https://toujiin.jp/index.html |
▼門をくぐると、可愛らしい鬼瓦がお出迎え。
▼等持院の庭の説明。
屋内から枯山水の庭を堪能!
建物に入るとすぐに受け付けがあり、
そこで拝観料を払って、
そのまま内部を拝観させて頂きました。
▼拝観料を払うと貰えるパンフレット。
惹きつけられるように、自然と足が向いた先には、
見事な枯山水の庭がありました。
結構長い縁側(?)があって、
そこから眺められるようになっていました。
人が少ないので、
とにかく静かな時が流れて、
落ち葉がひらひらと落ちる音が聞こえそうなほどでした。
縁側の近くから、遠くから、
様々な角度から枯山水を堪能できます。
石、砂利、木、苔。
和風の庭のなんとも言えない美意識。
惚れぼれして見とれてしまいました。
▼奥に行くと、見事な庭が姿を現しました。
▼建物の北側には、回遊式の庭園があります。
▼いろんな角度から庭を堪能させて頂きました。
屋内・屋外から回遊式庭園を堪能!
枯山水の庭園の後は、建物の北側にある、回遊式庭園を見学しました。
もちろん、こちらも屋内からも眺めることができます。
抹茶(有料)を楽しみながら眺めている老婦人の方々もいらっしゃいました。
斜面を利用して、
日本の原風景的を再現しているようなところもあります。
小川が流れていて、小さな滝があって、
そして東屋(実際は茶室でした)があって。
自然な風景を庭のとして再現しているセンスに、
感動してしまいました。
▼屋内からみた北側の庭。奥に東屋(茶室 清漣亭)が見えます。
そして、庭におりて、散策することもできます。
視線が変わると、結構、風景から受ける印象も変わって来ますね。
奥には大きめの池(心字池)があって、
池の周りをぐるりと回ることができました。
様々な角度からちょうど見頃となった木々の紅葉を眺めて、
至福の時間を過ごすことができました。
▼写真だと分かりづらいですが、水面に映る紅葉がものすごくきれいでした。
▼秋の日差しに紅葉が映えます。
マキノ省三像・等持院 まとめ
マキノ省三像は、京都に旅行の際は必ず行こうと決めていた場所で、
今回それが実現できて、とても満足でした。
今はほぼ住宅街でしたが、日本映画の創成期に、
映画が撮影されていた場所に行けたのは良かったです。
そして等持院。
当初、拝観するつもりは有りませんでしたが、
拝観してよかったです。
見事な庭を、ゆっくりと、時間の許す限り、
自分のペースで見学できました。
▼池の水の煌めきと紅葉を撮りたかったですが、うまくいきませんでした。
▼建物正面の屋根の鬼瓦。
たまには、予定外の場所に行くと、
旅は面白くなるんですね。
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