倹約・節約の威力。「となりの億万長者 ー成功を生む7つの法則ー」

となりの億万長者 本の紹介
どん
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今回は本の紹介です。
蓄財や投資の名著でバイブルとされている本、
「となりの億万長者」です。
評判どおりの内容で、いろいろ参考になりました。

 

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本書について

本書は、投資やFIREに関心がある人の間では、
バイブルとなっているベストセラー本。
日本語版の発行は、20年以上前の1997年。
その後、2013年には新版が発売されました。

今回読んだのは新版の方です。
訳者あとがきが加わっているくらいで、
内容はほぼ一緒だとおもいますが、
どうせ読むなら新板の方がいいと思います。

アメリカの億万長者と言われる人々の、
生活や行動を調査してまとめてわかっった、
億万長者に共通していることを綴っています。

実際の億万長者の姿は、
地味で、堅実で、普通の生活を送っています。

アメリカ人は浪費に明け暮れている(ステレオタイプすいません)と、
思っていたので、読んでみたら結構驚きでした。

 

「となりの億万長者」は読むべきか?

読んでよかったです。古いと感じる箇所もありますが、
投資や蓄財を勉強しようとする人はぜひ読むべきだと思います。

現在売れている本や投資系Youtubeの動画の元ネタがこれだったのかと
思える箇所が結構出てきます。

20年以上前の本なので、
流石にちょっと古いかなと思える箇所もあります。
また、アメリカの億万長者についての統計を元にしているので、
アメリカの税金や社会保障制度など、
日本では参考にならないところもありますが・・・。

できれば20年前に読んでいたかった。

 

億万長者になるための7つの法則

20年前の本で、アメリカの億万長者についての本。
なのに、令和の日本人でも参考になることがたくさん書かれていると思います。

多くの角度から億万長者を分析していますが、
それに共通してることは以下のこと。

しっかり稼いで、倹約に励むこと。

 

訳者あとがきでは「となりの億万長者」の7つの法則を、
以下のようにまとめてくれています。

①収入以上の生活をしない。
②資産形成のために時間を使う。
③世間体を気にしない。
④親からの援助に頼らない。
⑤経済的に自立するよう、子供たちを育てる。
⑥上手にビジネスチャンスをつかむ。
⑦時代にマッチした職業に就く。

「当たり前じゃん」と思えることもありますが、
この1冊を読むと、
ずーとこの法則がいかに大事かを叩き込まれます。
この考えを実行するのは、簡単そうですが、
実践するのはやっぱり難しい
でも、実践すれば、ある程度のお金は絶対に貯められるはずです。

 

となりの億万長者はどんな人たちか。

「となりの億万長者」
ものすごい良いタイトル。
本書は、億万長者は高級住宅街にいるわけじゃなく、
あなたの隣で普通の生活をしている、
という実態を調査や統計で明らかにしている。

本当か?
と思ってしまいますが、
例えば、億万長者のお金の使い方を調べると以下のようになります。

億万長者の50%以上は4万以下のスーツしか買ってない。

10万以上のスーツを買ったこののある人は10%。
28万以上のスーツを買ったことのある人は1%。

25%が2万8500円以下のスーツしか買ったことがなく、
10%は2万以下と回答しているそう。
(1ドル100円で換算しました。)

高級住宅街に住んで、高級車に乗っている人でも、
必ずしも億万長者(本書では「蓄財優等生」と書かれている)ではないとのこと。
なぜなら、仕事柄、ハイクラスの顧客や取引先の人間と付き合わねばならず、
稼いだ分と同じくらいの出費をするそうだ。
そういう人を「蓄財劣等生」と本書では呼んでいる。

高級住宅街に住み、高級車も何台も保有。
服や腕時計に大枚をはたいている。

億万長者(蓄財優等生)の多くは、
一代で億万長者になっている。
つまり、成人してから親の援助に頼らず生活している人がほとんど。
世の中のイメージは、
親が億万長者だから何もしなくてもお金持ちになったんだろうというものだと思う。
実際そういう人も多いと思うが、
本書では、成人後親の援助を受けずに億万長者になった人が多いと紹介している。

億万長者の親は倹約家で、
子供に倹約とお金の使い方を教えている人が多いそうだ。

成人してからも親から援助を受ける人は、
生活を切り詰めることをせず、
知らず知らずのうちに生きている親の遺産まであてにするとのこと。

そのほか、いろいろな事例を上げて、
億万長者(蓄財優等生)の特徴、生活のスタイル、考え方、なんかを
紹介していて最後まで参考になる。

 

蓄財には倹約が不可欠

意外と言っては失礼だが、
こんなに倹約しているアメリカ人が結構いることに驚いてしまった。
アメリカ人はバンバンお金を使う人ばかりだと思っていたので・・・。

1に倹約。
2に倹約。

この考えは万国共通なんだと再認識。

それから、個人主義的だと思っていたアメリカの社会で、
お金持ちの親が子供の家庭を援助していることも意外だった。
孫を公立の学校に通わせるのに反対し、
私立の学費を負担している親がいると紹介している。

そのほか、毎月決まった額のお金を援助したり、
クリスマスプレゼントでお金をあげたりしている人もいる。
ただ、無条件でお金を援助することは、
蓄財劣等生をつくることになるとしている。

読み終えて気になるのは、
現在のアメリカ人の億万長者はこういうものなのか。
社会の変化が激しいアメリカの億万長者が、
どう変化したか、あるいは、変化しなかったかを知りたいと思いました。

たっぷりの文量で読み応え十分。
しっかり腰を据えて読む本です。

蓄財したい人、
新社会人、
家族を持つ人、
人生設計を思い描くすべての人は必読の一冊だと思います。

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