人気シリーズ第3作、「殺しへのライン」 アンソニー・ホロヴィッツ著。

殺しへのライン 本の紹介
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今回は人気ミステリーシリーズの第3作を紹介。

「ホーソーン&ホロヴィッツ」シリーズの、

「殺しのライン」です。

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「殺しへのライン」 概要・あらすじ

ここ数年、ミステリーランキングの上位を席巻している
アンソニー・ホロヴィッツの作品。
「ホーソーン&ホロヴィッツ」シリーズの第3作。

今回ホーソーンとホロヴィッツの二人は
二人の著作のPRを兼ねて、文学フェスに参加するために孤島に行くことになる。

 

 

文学フェスに招待された作家たちは、

料理本を出版する料理人とその助手、
盲目の霊能者とその夫、
島在住の歴史家、
児童文学作家、
フランス人詩人、

そして、ホーソーンとホロヴィッツ。

文芸フェスの関係者の死体が発見されて・・・。

 

今作は二人のシリアスなやり取りが多くなっている。
それは、ホーソーンの因縁の相手が登場することにもよる。
どんな因縁か、相手の素性も詳しく語られるので、ぜひ読んでみてください。

島にグループで行く展開。
ホテル。
パーティー。
旅情。
次第に明らかになる人間関係。

作品全体的に、アガサ・クリスティーの雰囲気が漂う。

 

 

「殺しへのライン」 読みどころ・マイナスポイント

冒頭を読んでいるだけでわくわくしてしまった。
特に、ホーソーンとホロヴィッツが孤島に行くことになるあたりは、
殺人が起きると分かっていても、
島ではどういう事件に巻き込まれるのかと興奮した。

孤島、
文学フェス、
殺人、
島の開発工事での住民の対立。

このシチュエーション、登場人物のキャラクター。

ミステリー好きの読者の、読書意欲をかきたてる
著者自身もミステリーファンであることが想像できる。
読者を楽しませようというサービス精神を感じる。

そして、不穏な空気の島で、殺人事件が発生する。

 

島の状況や登場人物の記述なんかの関係で、
事件が起きるまでは結構かかる。
ホーソーンの名推理は健在なんだけど、
結末はちょっと強引かなと思った。

島の中で事件が解決するかと思ったが、
そうではなかった。

個人的に、前二作での読みどころ、
ホロヴィッツがホーソーンにはめられる感じ。
ホーソーンのペースで物事が進む様子。
貧乏くじをひくホロヴィッツのドタバタ感がすきだったが、
今作でも冒頭からその様子が登場するが・・・。
すきなドタバタの様子は冒頭だけで、あとはあまり出てこない
もっと、トホホなホロヴィッツの様子を読みたかった。

 

 

「殺しへのライン」 まとめ

読みやすい文章。
先を読みたくなる展開。

できればシリーズ1作目の「メインテーマは殺人」から読んだほうがいいが、
今作から読んでも楽しめるミステリー

ミステリー好きだけでなく、
多くの読者が満足できる一冊だと思います。

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